建築士事務所とは?―(6)契約立会い~完成検査


(6) 「住宅を建てる方=買い手」と「工事を施工する方=売り手」の契約に立会い、著名捺印する。

契約はその住宅のすべてを決定するものである。

その契約に立会い、著名捺印すると言うことは、契約以後のあらゆる問題について、「これは設計図にこうあったからこうなのだ!」とか「これはこうなければいけないことだからこうしなければいけない!」ということを、(買い手)の立場で判断していくことを、(買い手)に対して約束すると言うことである。

そして、(買い手)に代わって必要な指示をしていく立場であることを、(売り手)に対して宣言することでもある。


(7) 確認申請などの手続き

行政関係の手続き、住宅金融公庫など(代行もしくは指導)


(8) 工事施工に関して、各工事の必要な時期に監理をする。

施工が「契約=設計図書、見積書、等」に反する場合には修正させる。
また、技術的に不備である場合なども適正にさせる。

設計事務所は第三者の立場で、公正に、建て主の為に監理をする。専門的な立場で監理する。


(9) 工事の各段階に関して適切な「検査」をする。

鉄筋が設計図書の通りか? 防水が適切であるか?
設置した機器が作動するか?などの全般全項目に必要な検査や試運転などをする。
検査に合格しないと施工は次に移れない。


(10) 工事費支払いの審査をする。

途中も含めて、施工者の請求金額は全てチェックし、支払いの金額、時期等について承諾をする。

普通、工事途中の工事金額は工事の進め方によって建て主が施工者に支払うものである。その時点でその金額その時期が適切かどうかを設計事務所がチェックする
払い過ぎで工事中断などがあったとき、不測の損害をこうむらないようにするためである。


(11) 完成検査をする。

できあがった建物が「契約=設計図書、見積書、等」どおりにできていることを確認する。

検査に<合格>してはじめて引き渡し、工事費の最終支払いができる。


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