業務の流れ
住まいづくりの第一歩は建築士事務所への相談から
建築士事務所は住まいづくりのプロとして、あなたの『夢』の実現のお手伝いをサポートする仕事をしています。
あなたが家を建てたいと思ったとき、又住まいに関して誰かに相談したいと思ったとき、気軽にお近くの建築士事務所にお立ち寄り下さい。
私たちは、建築法規や住まいに必要な機能についての知識、地震や台風に対して安全な建物の強度の計算等、住まい造りに関して重要な専門知識や経験を持っています。あなたの要望や疑問にきっと応えることが出来ると思います。
報酬の発生する設計業務を行えるのは各都道府県に登録されている『建築士事務所』だけです。
1建築相談
一つの建物の完成までには、敷地の条件を始めとして、関係法規等の検討や関係官庁への申請準備、建物の設計条件の打合わせの他、公庫融資等の資金調達の検討等、着工までに検討しておかなければならない事柄が数多くあります。
又、建物の設計に関する様々な疑問にお答えする事によって複雑な設計業務を理解していただくのに非常によい機会ともなりますので、増改築等の相談を含めお気軽にお近くの建築士事務所にお立ち寄りくださるようお勧めします。
2業務委託契約
これから本格的な設計業務を進めることになりますが、ここで業務の範囲と報酬額等を明確にするために『業務委託契約』を結ぶ必要があります。
建物の完成までには、非常に多岐に渡る手続き・打合せ・決定事項の連続となっていきます。後々のトラブルを防ぐためにも双方の合意のうえに業務を進める必要があります。
3調査・企画業務
建物を建築する敷地や道路の関係、地域・地区等の制限、下水道の有無等、建物の計画そのものに関わる諸条件の調査を行います。
敷地の下見や、所轄官庁への問い合わせ等が主な作業となります。
その他、敷地の測量や地盤の調査等、測量事務所等への業務の依頼の検討を行います。
4基本設計業務
ここからは建物に対する要望と事前調査の結果をふまえて、いよいよ具体的に建物のプランニングを進めていくことになります。
建築士事務所との打合わせを通じて、様々な要望を建物に盛り込んでいく最も大切なプロセスとなります。
実際に工事が始まってからでは建物の計画を変更することは困難となりますので、十分に時間をかけて入念に打合わせを行うことが必要です。
5実施設計業務
十分な打合わせを経て決定された基本設計を、実際の工事が出来るように具体的に設計図書としてまとめていきます。
主に意匠図、構造図、構造計算書、各設備図、工事仕様書、工事費見積書などを作成していきます。
又、関係する諸官庁等への申請手続きを平行して行います。
6監理業務
様々な準備の段階を経て、ようやく工事の着工へと進むことになります。
まず、施工業者の選定を行わなければなりませんが、特に心あたりのない場合は、建設業者の推薦や競争入札の実施等の助言を行ないます。
又、工事見積もりのチェックや工事契約の立会い等、適正な工事が行われるための準備を補佐していきます。
工事業者が決定し、工事が始まったら、工事監理契約を結んだ建築士事務所が、設計図書通りに工事が行われているかどうかのチェックを定期的に行います。
工事が終了した時点で、竣工検査を行い、工事監理報告書を提出します。
7メンテナンス
建物の寿命を少しでも延ばすためには、住まい手側の管理が重要な要素となってきます。
建物の各材料や設備機器には、それぞれに定期的な点検や補修が必要となります。
建築士事務所から維持管理に関する的確なアドバイスを提供することによってより永く快適な住環境を維持することができるでしょう。